2008年5月5日月曜日

十和田市現代美術館 アートセッション 2



可能性のある空間
中庭でライブも!
小池氏(武蔵野美大教授)
官庁街を歩いて館に近づくにつれアリやウマが顕在化してくる…ワッと見えるインパクトがすごい。心を沸き立たせてくれるアートが有る一方で、深く考えひきこまれるアートも有る。みなさんが体験して考え感じることができる作品を選んだ。外に出れば街の広がりを楽しめる…様々な可能性をもった空間だ。もしかしたらストリートミュージシャンが中庭で実演する場面も期待できる…。


 異常感と緊迫感
 現実を超える?
ビーク氏(暗い喫茶店)
もともと私の作品は難しいんだ。一人旅している時の異常感というか緊迫感と言うか、そんなものを意識して作ってる。ここの作品はドライブインだけど真っ暗で目が慣れるのに時間がかかる。もちろん作り物だけど、ある種の現実を超えたリアリティに感情移入することを期待してるよ。

 フレームを超えた
 立体次元を味わう
ノイデッカー氏(暗い林)
横浜トリエンナーレと同じく三百六十度グルリの作品にした。林に入り込んだ偽造体験ができるので、立つ位置で背景が前景になる。壁画やペインティングではフレームに限界があるが、立体でこそ味わえる次元をここで体感して欲しい。常設と言う場所で全く新しいことが出来てうれしい。

不均衡による悲劇
原点は怒りと皮肉
椿氏(赤いアリ)
ATTAは珍しい農耕型のアリだが、あの赤い色も含めてある意味、日本の自給率の低さへの怒りを表している。自分の原点は不均衡による悲劇へのアンガー…怒りだし、皮肉もジョークも効かせる。9・11ではアメリカのアンバランスを怒ったが、日本人も知らず知らずのうちに不均衡の罪を犯している事にどこかで気づいて欲しい。横浜トリエンナーレで五十㍍の巨大バッタを風船で作ったが、フェイクをやってトラブったとしても有名になれば…  と考えうまく行った。
トークの後はお楽しみ、フ
ァンとのやりとり…

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