2009年10月31日土曜日

有害サイトは 大人にも有害だ




 ◇携帯電話の有害情報によって、子どもたち
が性犯罪や金銭トラブルに巻き込まれるケース
があとを絶たない。一方で犯罪防止のため規制
を強化しようとする動きがあれば、他方では表
現の自由を脅かすと反対する人もいる。

 ◇有害サイトの閲覧を制限するフィルタリン
グサービスはその妥協策で、携帯各社が自主的
に取り組み四月の法改正で実現した。現にパン
フレットには「20歳未満の人が契約する際はウ
ェブの利用を制限するように設定して渡す」と
書いてある。ところが弘前大学の調査では、販
売店の半数もがその説明をしていないという。

 ◇07年上半期に出会い系サイトで被害に遭っ
た子どもの95%が携帯からのアクセスだった。
有害かどうかの判断が難しい…という意見も
有るが、そうこうしている間にも子どもは危険
なサイトを覗いている。「あなたは18歳以上で
すか?」という問いに「イエス」をクリックす
れば誰でも入っていけるのが現実だ。

 ◇携帯電話の販売店が水際で徹底すれば、か
なりの防止効果が期待できる。規制に甘い店よ
り厳しい店が高く評価したい。有害サイトに甘
い親より厳しい親が尊敬されるそんな社会がい
い。いやまて、有害サイトは大人にとっては無
害なのか?。百聞は一見にしかず。見て見なき
ゃ判断がつかないからクリックしてみる?

2009年10月19日月曜日

候補者が見える 紙上座談会

 八戸市長選の告示を控えた十六日、某紙に
立候補予定者の座談会が載り、ひと目見ただ
けで素晴らしい企画だと分かりました。行政
のリーダーを選ぶためにさまざまな機会が用
意されていますが、いずれも欠点が多かった
からです。


 支援者だけ会合では威勢のよい主張とガン
バローがメインですし、選挙戦で街中にこだ
まするのは名前の連呼です。誰を選ぶか決ま
っている人も迷っている人も、候補者の主張
をよく聞きくらべたいと思っています。



 そんなニーズに応えて十二日には公開討論
会が開かれましたが、会場に足を運べる人は
限られます。しかも壇上でのやりとりは、か
なり緊張が強いられますし時間の制約もある
ので、どうしても消化不良気味です。 


   
 今回の紙上座談会では三日間で7000字
という量に驚きました。政治家にとって言葉
は命ですから、その意をくみ取ろうとすれば
読むのに時間がかかります。「自治体像」「政治
姿勢」「政策課題」とテーマも良く整理されて
いました。



 二人の発言には共に誠実さがあふれていま
したが、これも新聞社とか司会者への信頼感
があったからでしょう。この企画を公開でや
ったら…と、ふと考えました。さてこれだけ
の判断材料を得たのですから、あとは有権者
の出番です。しっかり選んで下さい。    

2009年10月13日火曜日

道路に穴が… すぐやる課が動いた???



アスファルト道路に陥没はつきものですが
財政難のこの頃はどの自治体も
穴があいたからと言っておいそれとは動けないもの



十和田市の北里公園通りもご多分にもれず
あちこちに穴が目立っていましたが
10月13日9時30分~
ガラガラ ゴロゴロ と
補修作業が始まりました



市民からの「穴があいてるよ、危ないよ」の電話に
すばやく動いたのが土木課
現地を確認し業者を手配し
すぐやる課…といえば千葉県松戸市ですが
いい手本はマネするのが大事なこころがまえ



小山田市長が「市民とともに」を掲げ
小久保副市長が「おもてなし心」を打ち出し
元気な十和田市を目指していますが
市職員数百名が市民の目で街をみれば
ほらあちこちに「不便」や「危険」がいっぱい
さてさて、市民の連絡を待たなくても
気がつきそうなものだ…との要求は酷でしょうか

そういえば市役所に行っても
すれ違いざま、アタマを下げる職員はわずかだし
カウンターでニコリとする職員もマレだし
電話で名前を名乗る職員は貴重品だし

やっぱり厳しい市民目線を浴びせるか

2009年10月8日木曜日

ジョッパルから逃げたのは市民・・・




閉店惜しむより せっせと利用を


 ◇弘前駅前の複合商業施設「ジョッパル」の
閉鎖が波紋を拡げているが、売上げが下降し
たのは、とりもなおさず利用者が減ったとい
うことで、それまで足繁く通っていた消費者
が、来なくなったということだ。多くの市民
がダイエーを見放して他に移ったはずなのに
「無くなって不便だ」とか「やれ可愛そうだ」と
かの声は無責任だ。

 ◇十和田市の駅前にもダイエーが有った。
85年にオープンし近隣から絶大な人気を得て
繁盛したが、95年のイオン下田店開店あたり
から陰り始め、05年のイオン十和田店でとど
めを刺され、07年に閉店に追い込まれた。市
民からは「寂しい」「残念だ」の声も上がったが、
その後多くの商業施設が出店したので、もは
やダイエーを懐かしむ声も聞こえない。

 ◇自分自身消費者なので自信をもっていえ
るのは「客は身勝手だ」ということだ。客は
より新しい店へ、より安い店へと見境もなく
移ろう。第三セクターが悪い…とか、市の関
わりが問題だ…とか責任を追及する気持ちも
分からないではない。だが「良い店は良い客
がつくる」という。もし今お気に入りの店が
有ってその存続と発展を心底思うなら、その
店を利用することだ。

2009年10月7日水曜日

分かりやすい 県議会 岩手県がすごい


 岩手県議会の 県民サービス

 ◇青森県の財政は大変だ。コツコツ貯めて
94年度には1800億円もあった基金はズル
ズル減り、08年度末には316億円しか残っ
ていない。収入の99.8%は支出先が決まっ
ており自由に使えるお金はないという。この
危機的状況下で県議会がどんな活動をしてい
るのか興味が有るのだが、よく見えない。

 ◇関心がある人は傍聴に来てくださいと言
われるが、平日の昼日中に時間をとれる人は
マレだ。最近はインターネット中継が有るの
で便利になったが、一週間も経てば見られな
くなるからまだまだ不親切だ。そんなグチを
こぼしていたらネット仲間が教えてくれた。
「岩手県は進んでいるよ」と。

 ◇私がスゴイと思ったのは、一般質問の様
子をその夜6時50分から3分間、民放テレビ
2局がダイジェストで流すことだった。県費
での提供で、ニュースとは別枠だから質問者
が全員取りあげられ注目度も高い。10月2日
からの放映は県南地方なら視聴できた。

 ◇もう一点は「本音で語ろう県議会」だ。
議員が県内四ヵ所に出向き議会に対する意見
交換をする企画だ。事前申し込みも不要でだ
れでも参加できるから、敷居が低い。11月の
会合では決算特別委員会の審議内容の説明も
あるから親切この上もない。こんなに良い手
本がすぐ隣県に…。