2009年10月8日木曜日

ジョッパルから逃げたのは市民・・・




閉店惜しむより せっせと利用を


 ◇弘前駅前の複合商業施設「ジョッパル」の
閉鎖が波紋を拡げているが、売上げが下降し
たのは、とりもなおさず利用者が減ったとい
うことで、それまで足繁く通っていた消費者
が、来なくなったということだ。多くの市民
がダイエーを見放して他に移ったはずなのに
「無くなって不便だ」とか「やれ可愛そうだ」と
かの声は無責任だ。

 ◇十和田市の駅前にもダイエーが有った。
85年にオープンし近隣から絶大な人気を得て
繁盛したが、95年のイオン下田店開店あたり
から陰り始め、05年のイオン十和田店でとど
めを刺され、07年に閉店に追い込まれた。市
民からは「寂しい」「残念だ」の声も上がったが、
その後多くの商業施設が出店したので、もは
やダイエーを懐かしむ声も聞こえない。

 ◇自分自身消費者なので自信をもっていえ
るのは「客は身勝手だ」ということだ。客は
より新しい店へ、より安い店へと見境もなく
移ろう。第三セクターが悪い…とか、市の関
わりが問題だ…とか責任を追及する気持ちも
分からないではない。だが「良い店は良い客
がつくる」という。もし今お気に入りの店が
有ってその存続と発展を心底思うなら、その
店を利用することだ。

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