2008年5月14日水曜日

無策な下北半島 救急態勢が貧弱




 中国の地震被害はどこまで拡がるのでしょ

う。ニュースではガレキのそばで人々が途方

にくれています。ヒト、モノ、カネ…日本か

らの速やかな人道支援を期待しながら、千円

募金しました。



 ともに地震多発地帯ですから明日はわが

身の覚悟が必要ですが、とくに下北半島は

原子力施設が密集しています。人間が都合

よく想定した基準を、あざ笑うかのように

トラブルや災害が起きます。



 原子力施設のある自治体は財政面で充実

していますが、救急面ではとても貧弱です。

六ヶ所村や東通村の人々は診療所程度の医

療施設で満足しているのでしょうか。むつ

市や大間町の人々は緊急避難路のない環境

に不安はないのでしょうか。



 何十億円かの漁業補償がまとまったそう

ですが、下北半島で暮らす人々の安心と安

全には誰がお金を出すのでしょうか。国策

を受け入れる前提条件の第一項目になぜ皆

さんは「道路と病院」を求めないのでしょ

う。



 大切な家族とこの地に住み続けたい…
可愛いわが子にきれいな自然を残したい…
しかも原子力とは共存したい…私には矛盾
に見えます。せめて再処理の着手は、地震
と放射能への救急態勢を万全に整えてから
にしてくれませんか。

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