2008年7月20日日曜日

ガラス固化体づくり 日本式は危ない




未熟な日本式で 再処理は危ない

 ソラは晴れても心はヤミだ…とはお芝居の
せりふですが、私なら「ツユは明けても心は
ウツだ」で、北の空をながめてはため息をつ
く毎日です。六ヶ所村の再処理工場は、どう
して心配事ばかりまき続けるのでしょう。
 ガラス固化体と聞けば美しくきれいなイメ
ージがありますが、実態は人間が近づけない
大変な危険物だそうです。放射能をガラスに
溶かし長さ1㍍34㌢のステンレス容器に流し
込むのがめっぽう難しくて、日本原燃さんは
四苦八苦しています。
 再処理は外国ではすでに実績があるし仏国
で研修もした…と事業者は自信たっぷりで、
仏国からは大勢の技術者が来て指導していま
した。でも「フランス人村」と言われたアパ
ート群は今は空です。一番難しい「ガラス固
化体」づくりを見届けずに帰国したのです。
 不思議に思って日本原燃さんに尋ねて分か
りました。仏国のガラス固化は「AVM法」
というそうで、日本のやり方は東海村で開発
した「日本独自の方法」だと言うのです。ガ
ラス溶液が固まったり、はみ出したり。技術
が未熟だから失敗するのは当然です。青森県
の政治家の皆さんは、こんな危なっかしい方
法を承知でOKを出したのでしょうか。

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