2008年6月29日日曜日

聞く耳もたない 高校統廃合路線



聞く耳もたない 高校統廃合路線

 ●県議会のインターネット中継は見ごたえ
がある。今回の一般質問でも日米地位協定の
見直しという国際問題から、通学路の危険な
交差点という生活問題まで興味深かった。中
でも高校の統廃合問題は、十二人の登壇者の
うち八人もが取り上げたので驚いた。

 ●県民世論を代弁する議員がこうも揃って
異論を唱えたのだから、計画案の見直しや先
送りは当然…と思いきや予定通り進めるとい
う。これでは意見を聞く耳はサラサラ無かっ
たと言われても仕方あるまい。

 ●戸山・八戸南・南部工の三校の統廃合案
が公表されたのは三月末だ。その後二ヶ月間
県民の声を募集したがどれほどの意見が採用
されたのだろう。パブリックコメントに対す
る県の回答はいつもそっけない。県内六地区
で行った説明会も「理解を求める…」一辺倒
で実行案を「通知する会」に近い。

 ●統廃合に反対する人にしても、生徒数激
減の予測や小規模校のメリットもディメリッ
トも承知しており、その上で解決策を見つけ
たいという良識はある。ポイントは原案作り
の段階から県民や現場の教師を参加させるこ
とにある。教育委員会が理論武装すればする
ほど県民はかたくなになる。必要なのは強行
突破ではなく協調と共感だ。

一度手をつけたら…やめられないモノ




コウフキン イチドテヲツケ ヤメラレヌ ♪


 ア ヨイヨイ ♪


一度手をつけたら… 


これはタイヘンなキーワードですね


東通村にならって六ヶ所村も着手しましたね


村ぐるみの学習塾…


交付金あればこその「教育投資」です


おカネがあって良かったね…


きっといい子が育つでしょうね


村を愛し原子力事業の恩に報いる


立派な志の社会人になるでしょう


何人かは医者になって村で働くでしょう


三十年先を見込んだひとづくり戦略


先立つものはカネカネカネ


ガマンして歯をくいしばる他市長村民を尻目に


原子力立地村だけが 見た目の経済面で潤っていく


原子力と共存して数十年…


職住足りた六ヶ所村の人々の


幸せそうなカオカオカオ


おっといやみな表現になりました 失礼!

2008年6月28日土曜日

十和田フィル 大成功でしたね




十和田フィルの定期演奏会に行きました


アンコール二曲もありがとうございました


バッハで終わりじゃ物足りない…と思っていたら


締めにカルメンのアレを用意していましたね




74人だったでしょうか大編成でした


一曲目が「天国と地獄」だからいきなりパワー全快で


その勢いが最後まで続きましたね


私は例年のアンケートで


最初の一曲は元気な曲…を望んでいました


だから大満足です


静かな曲で始まるとみんさんおっかなびっくりで


半分寝ているような…先入観ですがね


エキストラさんとの音あわせも充分で無かったでしょうが


演奏には厚みがあって上々でした


指揮者は拍手を受けたあとで団員を引き立てるときに


コントラバスの二人のとこまで行きましたね


意外な行動で驚きました、なんだったのでしょう


ちなみに… わが家は、コンミスH嬢さんのファンです 


そして北里OGのM嬢さんはわが家のメンコです 


H嬢さん、二回目のときは音出しするのを忘れたのかな? 


来年はベートーベンのVコンをやってくださいね 


M嬢さん、新品のチェロの弾き初め、音は出ましたか? 


来年は客席側に座らせてもらってくださいね


十和田フィルの皆さん…いい演奏をありがとう


と言っても、今頃は打ち上げでご機嫌かな?????

2008年6月26日木曜日

前車の覆るをみて後車の戒めとすべし…


 同じ轍を踏む 弘前学区再編

 少子化の波が待ったなし、校舎も老朽化
し財政も困窮している。となれば学校統廃合
が俎上に乗るのも当然だが、ひとつ手順を誤
ればまとまる話も混迷の道に迷い込む。弘前
市が小学校の学区を再編すべく「通学区域改
編協議会」を設置したが、三つの理由から先
行きが心配でならない。

 一つは会議を非公開にしたことだ。委員
は学校長やPTAや町内会連合会の代表など
だが、いずれも公的な活躍ぶりを見込まれて
選ばれている。人目が有ると率直な物言いが
出来ない…というならそもそも失格だ。

 二点目は、各界各層を代表しているはず
の委員が必ずしも、それぞれの組織の意見を
吸い上げてはいないという点だ。会議での発
言はほとんど委員個人の意見なのだから、各
界各層の意見集約の役目を果たしていない。

 三点目は(これが一番の問題なのだが)普
通の市民や現場の教師を参加させていないと
いう点だ。エライサンを網羅して形作りする
のでなく、原案をつくる段階にこそ意欲ある
市民を多数参加させるのが肝要なのだ。

 役所主導でこっそりと原案をつくり、公
表した時点ではすでに修正するつもりはなく
形ばかりの説明会で強行突破する。このスタ
イルでは青森市が失敗したばかりだ。前車の
轍を踏むのは愚かしい。

2008年6月22日日曜日

あぶない魔法の水 食品廃棄のその前に



魔法の水と 見切り値下げと

 食材を生き返らせる「魔法の水」をご存知だろ
うか。生鮮食品売場で店員が霧吹きでシュッシュ
ッしているあれだが、ただの水ではない。リン酸
塩とエチルアルコールを混合させた食品添加物だ。
もともとはマナ板など厨房内の除菌用なのだが、
食材の見た目の鮮度を上げる効果が高いことで業
界では有名だ。私は一年前までコンビニを経営し
ていたが、この得体が知れない水に納得できず本
部の推奨には従わなかった。

 大手コンビニは売れ残りの弁当類を堆肥にした
り家畜用飼料にしたりと活用を図っている。ゴミ
にするよりは…と注目されているが、まずやるべ
きは「廃棄を減らす」ことではないだろうか。
 コンビニが食品スーパーと決定的に異なるのは
見切り…だ。スーパーで値下げをするのは、時間
が経てば商品価値が下がるという事を買う側も売
る側も認めているからだ。値段が同じなら少しで
も新しいものをと陳列の奥に手を伸ばすが、安く
なっているなら手前の品でも納得できる。

 再利用作戦の前に、廃棄そのものを減らす「値
下げ作戦」をとるコンビニがあっても良いと思う。
かくいう私は十年間、値下げ販売をやってきた。
もちろん本部から再三の指導を無視してのことだ
が、学生街のコンビニとしてお客様には喜んでも
らったと思っている。

 食の安全が求められる一方で食の自給率の低さ
も問題とされている。食品衛生法に触れないとは
いえ、魔法の水は消費者をあざむく。鮮度最優先
で「ちょい古」を廃棄するのはモッタイナイ。食
の提供者の姿勢一つで改善できることはある。

2008年6月21日土曜日

子どもを守る… 本気かいな?





 耐震不足の学校 子どもが危ない

 ●地震でも台風でも民家に危険が迫ると安
全な場所に誘導されるが、たいていそこは学
校だ。公共施設は災害時の救済拠点の役割も
担っているから、普通の家屋よりは丈夫に作
ってある。ところが文部科学省の調べでは全
国の公立小中学校のうち約一万棟が「大地震
で倒壊の恐れがある」という。
 ●驚いていたら今度は県の教育委員会が、
耐震性不足の公立学校が百六十棟もあると発
表した。避難所として信頼できないことも問
題だが、これでは校舎にいる子供たちの命が
危ないではないか。
 ●十和田市では十八年度に耐震化優先度調
査を実施し、それに基づき十九年度は優先三
校の対震度調査を実施し、二十年度はその三
校の補強設計の策定をする。工事が終わるま
で災害が待ってくれればいいのだが。
 ●子どものために図書を買いなさいと国か
ら交付されたおカネをほかにまわす。通学路
なのに危険だと分かっていながら、交差点に
信号機をつけるおカネが県にない。子どもは
社会の宝のはずなのに、おカネがない…とは
悲しいものだ。
 ●財政が厳しい中、耐震化事業の国庫補助
が三分の二に引き上げられた。何を優先させ
るにせよ、命に直結する支出に反対する県民
はいないと思う。

2008年6月19日木曜日

おごる平家より 覚悟ある源氏…?





おごりを捨て 覚悟をしよう

 レーザーレーサー水着に日本中が右往左往
しているのを見て、なぜ国産化できないのか
不思議に思った。体を締め付け体積を小さく
流線型にする、縫い目をなくし超音波で接着
する…と原理は分かっているし、ミズノ、デ
サント、アシックスと超一流の企業が揃って
いる。ところが簡単ではなかった。 
     
 出来そうで出来ない事例として頭に浮かん
だのが「もんじゅ」だ。プルトニウムを燃や
してもそれ以上にプルトニウムが出来るとい
う夢の原子炉だが、九十五年に温度計ひとつ
でつまづき大爆発を起こした。西洋の国々が
技術的な壁から開発を断念しているのに、ニ
ッポンは自信をもって進み、挫折した。
      
 最近では使用済み核燃料再処理だ。商業運
転している英国や仏国からちゃんと学んだは
ずなのに肝心なガラス固化体づくりに四苦八
苦で仮免どころではない。しかも換気扇が止
まったり、IAEAの封印を破ったりと信用
が積み重ならない。      

 水着の開発競争は平和な世界の産物だ。し
かし原子力分野でのミスリードは人類の命に
かかわる。活断層だってしょせん人間の英知
は及ばない。出来そうだ…とか、分かってい
る…とかのおごりを捨て、万が一の覚悟をす
る時期に来ている。