2008年12月27日土曜日

「変」な再処理に ノーと言えない



「変」な再処理に ノーと言えない



海や空に放射能を捨てないで…と願い続け

る私をゆううつにさせながら、本格稼働に

グングン近づくはずの六ヶ所再処理工場が

変」です。



高レベル放射性廃棄物をガラスと混ぜ合わ

せる大事な作業が出来ないとはどうしたこ

とでしょう。問題なく流れ落ちるはずなの

に、溶融炉に金属がたまりました。それを

かき混ぜるための棒をあわてて作り、グリ

グリしているうちに棒の先っちょが曲がっ

てしまいました。その棒を引っこ抜こうと

していてレンガがゴロッと欠けてしまいま

した。まったく想定外の事ばかり続きます。



原子力発電と放射能が表裏一体なのは誰も

が承知しています。でも普段の生活の中で

電気を使っていても放射能の危険を感じる

ことは有りません。それではガラス固化体

づくりの現場に居る人はどうでしょう。



十分に隔離されているとはいえ、緊張の連

続ではないでしょうか。どんな人が作業し

ているのでしょう、ご家族はどんな気持ち

で送り出しているのでしょう。トラブルが

有るたびにニュースに出るエライ人は、危

険な現場からは遠いところにいる人ばかり

です。



再処理事業は安全であることが絶対条件だと、

誰もがそう言います。ところが、取り扱いが

厄介なこの放射性物質をガラスで固めて地中

に埋める事業は、とてもとても不安定で未熟

なことがはっきりしました。それなのに県知

事も県議も六ヶ所村長も村議も「ノー」と言

いません。

こんなリーダーたちに「おかしい」 と言え

ない私たちも、また「変」なのでしょうね。 

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