2009年2月16日月曜日

原子力との共存 覚悟が出来ない



私たちがあちこちで豆まきをしていたころ
大西洋ではイギリスとフランスの原子力潜水
艦が衝突していたそうです。放射能漏れはな
いとのことですが、核兵器を搭載していての
事故ですからゾッとします。それにしても最
先端のレーダーを備えている同盟国同士なの
に、何としたことでしょう。

 宇宙ではアメリカとロシアの人工衛星が衝
突し、その破片が原子炉を積んだ旧ソ連の人
工衛星と衝突したとか。三十年前に旧ソ連の
軍事衛星がカナダ北西部に落下し、六百㌔の
広範囲が放射能で汚染された事故を思い出し
ました。

 北朝鮮は国力が貧弱ですが、核のカードを
持っているだけで世界の大国と渡り合ってい
ます。インドに対抗してパキスタンも核開発
をしましたが、ウラン濃縮の技術開発に協力
していた日本企業にとって、核は魅力的な商
品なのでしょう。

 原子力を扱う関係者は放射能の恐ろしさは
承知の上でしょうが、私たちはどうでしょう。
発電に原子力は欠かせない…とか、安心で安
全なエネルギーだ…とかのPRが流れます。
それと背中合わせの「放射能の危険」と共存
する覚悟があるのでしょうか。私にはありま
せん。

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