2008年11月3日月曜日

 日本原燃は 県民に説明を





 ●テレビから英国の作曲家ホルストの組曲

「惑星」の主題がゆっくりと流れる。このジ

ュピターは平原綾香さんが歌ってヒットした

のだが、青森県では企業のイメージソングと

してなじみ深くなった。「昨日と同じ現場は

ない、一つずつ一歩ずつ、日本原燃」と。



 ●原子力産業への依存が高まる青森県にと

って日本原燃の存在は別格だ。使用済み核燃

料の再処理事業が遅れるたびにふところが苦

しくなる。すべての作業が万全に行われると

の触れ込みだったのにトラブルが続くが、ガ

ラス固化体づくりってそんなに難しいものな

のか。再処理先進国フランスの指導で上手く

行くはずではなかったのか。



 ●原子力施設を安心で安全だと信ずる人は

別として、不安を覚える人には徹底した説明

が欠かせないが、日本原燃の姿勢は充分だろ

うか。トラブルが起きたとき県庁で記者会見

をするが、新聞もテレビもその一部しか報道

できない。ホームページの資料を読んでも難

しくて分かりにくい。広報室に問い合わせて

もメールのやり取りでラチが空かない。



 ●県民が望む場合、日本原燃は直に説明し

質問に答える機会を作るべきだと思う。敷居

が高いままでは共存の道は開かれない。トラ

ブルを望む県民はいないのだから。

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