新幹線の駅名は 一般投票にせよ
東京に二〇一一年に新しく出来るタワーの
名前が「東京スカイツリー」と決まった。先
日まで新東京タワー(仮称)と呼ばれていた
が、名前の決め方が実にスマートだ。
まず全国から名称案を公募したのだが、実
に一万八千件もの応募があった。有識者でつ
くる検討委員会でそこから六点に絞ったのが
三月。それを公表して四月・五月と全国から
投票を募った結果、最も多くの票を得たのが
「東京スカイツリー」だったという。
注目すべきは(仮称)だ。そう、新幹線七
戸駅(仮称)でおなじみのアレだ。開通を二
年後に控えているのに地元は新駅名ですった
もんだ。七戸町に出来るからと七戸駅を推す
人あり、上十三の広域で誘致したのだからそ
れに配慮した名前を…という人あり。
混迷の原因は、そもそも駅名をどんな手順
で決めるかが決まっていないことにある。だ
からいつまで経っても決まるわけがない。例
えば七戸町議会が単独で議決する…とか、関
係市町村の首長が一票ずつ持って投票で決め
る…とか、ルールづくりが先決なのだ。
私なら冒頭の手法を推薦する。広く名称案
を募る。検討委員会で数点に絞り公表する。
一般から投票してもらい最多得票の名前で決
定する。これなら明快だし、現に旧天間林村
と旧七戸町が合併する際もそうした。
議員も公務員も事業者も、駅前の活性化と
観光客をもてなす環境づくりに集中したほう
がいい。現にイオン出店問題ひとつとっても
先が見えないではないか。新駅名決定は庶民
に任せなさい。
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