2009年11月11日水曜日

有って当たり前の補助金が切られる・・・本音が出る




電源交付金は 有って当然か



 ◇政権が民主党に代わったことで、世の中

の仕組みも大きく変わりはじめました。来年

度予算の作り方でも「事業仕分け」とか言う

耳慣れない言葉が出てきましたが、どうやら

「事業の見直し」の意味のようです。



 ◇その対象に「電源立地地域対策交付金」

が含まれていることがわかりました。年間約

六億円が入る十和田市では、数年かけ二十七

億円で現代美術館を建て野外アートを整備し

てきました。廃止になったら大変です。



 ◇昨年度わが県には113億円の電源交付

金が下りましたが、ほとんどが原子力発電に

関連してのものです。県も市町村も原子力関

連施設には理解を示し賛成していますが、お

カネをもらうことにも使うことにも迷いはな

いのでしょうか。



 ◇数年前、原子力に関して意見を述べる機

会が国の主催でありました。終わり頃に三沢

市の男性が「原子力施設は安全だから…とか、

国策だから…とかで賛成している人は、おカ

ネが入らなくても賛成なんでしょうかね」と

発言したら、会場はシ~ンとなりました。



 ◇美味しい水やきれいな空気が当たり前で

なくなり、ようやくありがたみに気がつきま

した。有って当たり前だった交付金の見直し

は、原子力施設に賛成する人々のホントの理

由が何だったのか考え直すいい機会です。


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