豊作を憂えて 旬をいただく
キュウリ持って来たよ!ナスはどう?トマ
トは…と、家庭菜園の友人たちが分けてくれ
るので夏の食卓は野菜であふれる。でっかい
夕顔は食べきるのに苦労するほどだが、旬の
めぐみは美味しさと経済が両立するのであり
がたい。
九月になったらサンマの出番がやたら多い
ので家内に聞くと、銀色のピカピカが百円も
しないという。お魚大好きの私としては大歓
迎だが漁業者の身を案じる。燃料費高騰で大
変だと一斉休漁し窮状を訴えたのは八月だっ
た。この値段から推察すると大豊漁なのだろ
うが採算割れに違いない。そういえばこの夏
はダイコンが暴落し、知人も出荷をあきらめ
畑にすき込んだ。
高値でも安値でも困るとはいっても、農業
も漁業も自然相手だから妙手はないだろう。
せめてわが家で出来ることはと考え、お米を
もっと食べる、野菜も魚も旬のものを食べる、
近くでとれたものを食べると決めた。幸いに
して家内は料理自慢だ。飽食番組やグルメ情
報に目をつむるのはちょっとさみしいが。
0 件のコメント:
コメントを投稿