


太鼓をたたく子どもたちに汗が輝いて
年に一度のお祭が終わりました
この地に嫁いではや三十七年
ムスコも三人の父親になりました
小さいころからお祭好きだったムスコ
大人をまねてリヤカーに山車をつくり
何やらバンバンバンと練り歩き
どこかにリヤカーを置き忘れては
じいちゃんにどなられ泣いていたムスコ
十五を過ぎたら「メシ、フロ、カネ」
心かよわぬ宇宙人になったムスコ
十八過ぎ労働者になれば汚れ物はドッサリ
ムッスリ無口に腹をたて
もうお前の分は洗わない…と言えば
老後のめんどうは見ない…と切り返す
やがてどこからかヨメを連れて来て
宇宙人が夫になり父親になり
ぎょうぎが悪い…と子を叱っている
あの子を大人にしてくれた
ヨメさんありがとう
三人ものマゴをかまわせてくれる
ヨメさんありがとう
マゴが私の手を引っ張るのよ
バアちゃん祭りに行こう…ってさ
ヨメさんありがとうね
いいおばあちゃんするから
老後もおねがいね
豊作を憂えて 旬をいただく
キュウリ持って来たよ!ナスはどう?トマ
トは…と、家庭菜園の友人たちが分けてくれ
るので夏の食卓は野菜であふれる。でっかい
夕顔は食べきるのに苦労するほどだが、旬の
めぐみは美味しさと経済が両立するのであり
がたい。
九月になったらサンマの出番がやたら多い
ので家内に聞くと、銀色のピカピカが百円も
しないという。お魚大好きの私としては大歓
迎だが漁業者の身を案じる。燃料費高騰で大
変だと一斉休漁し窮状を訴えたのは八月だっ
た。この値段から推察すると大豊漁なのだろ
うが採算割れに違いない。そういえばこの夏
はダイコンが暴落し、知人も出荷をあきらめ
畑にすき込んだ。
高値でも安値でも困るとはいっても、農業
も漁業も自然相手だから妙手はないだろう。
せめてわが家で出来ることはと考え、お米を
もっと食べる、野菜も魚も旬のものを食べる、
近くでとれたものを食べると決めた。幸いに
して家内は料理自慢だ。飽食番組やグルメ情
報に目をつむるのはちょっとさみしいが。
公務員の不祥事 氏名を公表せよ
田村充治教育長や県教委幹部らがテレビカ
メラの前で深々と頭を下げている。県立養護
学校と県立高校の事務職員が横領したことを
「おわびする」光景だがどこかおかしい。謝
るべきは罪を犯した当人ではないか。
相次ぐ公務員の不祥事には驚かなくなった
が、相変わらず犯罪者の氏名が公表されない
ことには腹が立つ。当時の校長は氏名が発表
され社会から管理責任を問われ、一方で当人
は名前を隠され世間から護られている。
先ごろ警察官が児童買春で逮捕されたが陳
謝したのは県警の山本博之警務部長で、当人
の名前は伏せられたままだ。隣町では消防本
部の副士長が飲酒運転で懲戒免職になったが
やはり氏名は伏せられたままだ。同じ罪状で
も民間人なら氏名は公表されるのに、実に不
可解だ。
そう悩んでいたら身近なところに例外があ
った。十和田市の部長が飲酒運転で警察に摘
発され市へは自ら報告した。だがなぜか氏名
が公表された。仕事振りも良く人望があった
だけに惜しいのだが潔くもある。
公務員を雇っているのは市民だ。市民の期
待を裏切る公務員は要らない。公務員の不始
末はすべて公開し、もっともっと厳しく罰す
るべし。公務員になりたい人はいっぱい居る
のだから。
俗に「原子力村(むら)」とか「電気事業村(むら)」とか言います
護送船団よろしく徒党を組んで助け合って国策にまい進するスタイルです
仲間内でトラブルがあっても大抵は「マアマア」「ナアナア」で済ませます
仲間同士が本気っぽくやりあうことは「めったに…」有りません
その「メッタニ…」が見れるなんて、これは貴重な出来事ですね
浜岡原発五号機が06年夏のタービン事故で約十ヶ月停止していましたね
停止中は火力発電を臨時稼動させ電力不足を補っていましたが
その割高についた費用を「賠償せよ」との訴訟が起きたのです
訴えたのは中部電力、訴えられたのはタービン製造元の日立製作所
請求額は418億円、難しく言えば「逸失利益の賠償請求」
この理屈で言えばあちこちで起きたトラブルは
被害社が原因社を訴えてもおかしくない事になりますね
いやもともと、訴えないことが「おかしい・・・」ことでした
さかのぼれば「核燃料プールの不良溶接・・・」
あの遅れで日本原燃が被った被害額はハンパじゃない
でも他社へは損害賠償もおこさず、
身内で不祥事があっても背任罪で訴える古こともしなかったですね
一蓮托生の仲良しクラブだとばかり思っていましたが
もしかしてこれからは「訴訟」が当たり前になるかもしれません
事業者の不手際で遅れがでたときなど
税収や交付金なのどにも遅れが出るわけですから
あてにしていたお金が入らない・・・と自治体が訴える事になるかも
ハイ 長くなりましたので終わります
十和田市長選は 現職も出馬せよ
オラがリーダーを決めるのに自分の一票が
生きる、これが民主主義の醍醐味だ。生まれ
てこのかた棄権をしたことがないのが自慢だ
が、選挙がなければそれも果たせない。とこ
ろが来年一月の十和田市長選挙に名乗りを挙
げたのが、新人一人だけなので気がかりだ。
現職市長は通算三期で十年目に入る。財政
難の赤字体質を打開すべく日夜誠実に努めた
ことは認める。だが基金は減るばかり、病院
は出来ても医者不足、美術館は賑わっても古
い商店街は静まり起死回生にならず、大型ス
ーパーとパチンコ店だけが栄える。
十和田市には難問が山積している。頑張ら
なければならないのは市民だが、混迷してい
る時こそ明晰なリーダーの存在が望まれる。
現職は七十歳。いっとき健康不安を伝えられ
たがニュースで見る限り元気そうだ。これだ
けやり残しがあるのだから「もう一期やらせ
てくれ」と名乗るべきではないか。
すでに名乗った新人は六十一歳、十和田市
の基盤産業である農林畜産業を得意とすると
聞く。〇五年一月の市長選は無競争で、五万
五千三百五十五人の市民は選ぶ権利そのもの
を奪われた。ここで願うのはただ一つ。「候
補者を一本化する画策だけはやめてくれ」。
青森市長選は十和田市と構図が似ているが、
国政では自民党総裁候補が五人も出ている。
市民が期待するのは活発な論戦だ。