2009年8月23日日曜日
衆院選青森二区 世論調査in十和田市
WEBトワダが世論調査 小選挙区で江渡氏先行
選挙と言えば世論調査が付きものだが、インター
ネットで情報発信しているWEBトワダが、16・
17日にトワダまちの駅近辺やスーパー店頭で、1
8日は七戸ジャスコとヤマサン周辺でいずれも対面
式で衆院選の世論調査を行った。十和田市では10
0人、七戸町では50人とサンプル数として多くは
ないが、興味深い結果が得られた。
●十和田市での調査●
問1、日ごろの支持政党
自民党 35%
民主党 12%
公明党 3%
他の党 3%
特になし 47%
問2、小選挙区での投票先
江渡氏 41%
中野渡氏 15%
森光氏 0%
熊谷氏 3%
未定 41%
問3、比例区での投票先
自民党 20%
民主党 35%
公明党 9%
他の党 4%
未定 32%
問4、特に重視する課題
年金・医療 30%
景気・雇用 17%
消費税 11%
農業 11%
ほか 16%
問5、行政のムダ遣い
多くない 4%
やや多い 32%
かなり多い 64%
●七戸町での調査●
問1、日ごろの支持政党
自民党 42%
民主党 8%
公明党 8%
他の党 2%
特になし 40%
問2、小選挙区での投票先
江渡氏 32%
中野渡氏 12%
森光氏 2%
熊谷氏 2%
未定 52%
問3、比例区での投票先
自民党 24%
民主党 34%
公明党 8%
他の党 2%
未定 32%
問4、特に重視する課題
年金・医療 37%
景気・雇用 25%
消費税 11%
農業 11%
ほか 16%
問5、行政のムダ遣い
多くない 2%
やや多い 22%
かなり多い 76%
●クロス集計からの分析●
比例区では自民支持者のうち46%が自民だが、
27%が民主に9%が公明に流れ、未定は18%
だ。いわゆる無党派層では25%が民主を選び、
自民は7%公明は5%で、49%が未定だ。この
調査から見る限りでは小選挙区では民主の風は弱
く、江渡氏が有利で中野渡氏は無党派層頼み。比
例区では世間並みに民主が大きくリードしている。
調査の概要は右の通りだが会話の中で有権者から
生々しい言葉を聞くことができるのが対面調査の
利点だ。
集音マイク
●政治はゲームじゃない●
声「集会やテレビで盛んに言うでしょう。でもこ
れって私たちがゲーム感覚でいることになるでし
ょう。ちょっとイヤな気分よね。ゲームだなんて
思っていないし、真剣なのよ今回は」江渡氏が多
用するフレーズへの反発を聞いたが、候補者が真
意をどう伝えるか言葉の選択は難しい。有権者の
心はデリケートだ。
声「自民党には反省して欲しいが、実績有る江渡
さんは二区の宝だよ…」
クロス集計によると十和田市では自民支持者の8
割が江渡
氏を選んでいる。民主を批判するよりむしろ、自
身の実績と人柄を強調する方を有権者は望んでい
るように思える。
●候補者の姿が見えない●
声「とにかく比例区は民主党に決めてるヨ。選挙
区も民主にしたいけど、見たことが無いんだ一度
も。地元なのにおかしいよね」
比例区で民主を選ぶ市民が35人いながら選挙区
で中野渡氏を予定しているのは15人だけだ。民
主党の市議や有力者の支援が得られないため、市
内の活動が思うように進んでいない現れなのか、
中野渡氏に決めかねている声は多い。
声「オザワ流は街頭一日60回だって言うけど、
そんなにやってるのかな?女同士だから入れても
いいけど知らないから今は未定」
二年間の準備期間が有ったにしては地元の認識度
は低いが、小選挙区では十和田市の4割が七戸町
の5割がまだ態度未定だ。風だのみではおぼつか
ないが、中村友信氏のサプライズ参陣などを好材
料にすればこのあと大変動もある。
●これじゃ生きていけん●
声「60になれば年金で暮らせると思って頑張っ
た。国を信じていたのに65才まで支給を延ばさ
れるワ…不正はあるワ。この政治、誰がやってき
たんだ、任せたオレが悪いのかい?」
年金・医療への不満はダントツに多くて、十和田
の3割、七戸の4割が社会保障への不安を訴える。
豊かな老後のシナリオを崩した責任は誰が負うの
か。新しいシナリオはどちらが信用できそうなの
か。有権者の眼力が問われている。
●かなり有るムダづかい●
声「そりゃあ有りますよ、かなり有りますよ。ム
ダづかいが無ければ消費税上げなくてもやれます
よ。何十年も続けてきたんだから…政治家も公務
員も」
行政のムダづかいに対して百五十人のほぼ全員が
怒りをみせる。永年にわたるこの不信に対して候
補者たちがどう向き合うのか。当選後の言動と併
せて注視し続けなければいけない。
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