2009年3月19日木曜日
裁判員制度 素人に読めるか この長文・難文
読むだけで大変 裁判員は難しい
裁判員制度の啓発・宣伝が日に日に活発に
なっている。食わず嫌いと言われたくないか
ら研修会には積極的に参加し勉強したが、は
じめに導入ありきだから、関係者にいくら疑
問を投げかけてもノレンに何とかだった。
新聞もこのごろ、読者に裁判員制度を考え
させるような記事が増えてきた。八戸の母子
三人殺害事件もそうだ。十九日には検察側の
論告と弁護側の最終弁論をそれぞれ要旨とし
て載せた。両論とも六千字前後にまとめてあ
るのは、公平さに配慮したのだろう。
記者の苦労を思いながら端から読んでみた
が、息が続かない。読み慣れない言葉が並ぶ
のですらすら進まない。考えながら読むので
行きつ戻りつになる。論告を読み終え休憩し、
弁論に挑むが、今度は論告とのズレが気にな
り赤ペンが必要になった。結局二時間もかか
ったのだが、頭が混乱し整理がつかない。こ
れを裁判所でやれというのだろうか。
活字に慣れ親しんでいる人は別として、こ
の長文にたじろぐ人も多いのではないだろう
か。裁判員の採用にあたっては「理解する能
力」と「参加する意欲」の二点を基準にすべ
きだ。難解な議論を理解出来ない素人が、他
人の命や量刑を決めるというこの制度。裁く
にせよ裁かれるにせよ私はイヤだ。
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